日本国憲法の学習用に、「上諭(じょうゆ)」について筆者の視点でまとめました。「理解すること」を目的としているため、ふりがなをつけるなど原文とは少し異なります。
参考にした書籍は、アマゾンのKindle版「日本国憲法」で、パブリックドメインとなっているものです。
憲法について学ぶきっかけになれば幸いです。
目次
日本国憲法
施行、昭和22年・5・3
上諭
「上諭(じょうゆ)」は、日本国憲法の御名(ぎょめい)と御璽(ぎょじ)の前に書かれた公布のお言葉です。
文中の漢数字は算用数字に変更し、ふりがなをつけて表示しています。ふりがなが不要な場合は、「ふりがな無し」タブをクリックしてください。
筆者の解釈
各単語の意味から、「上諭(じょうゆ)」の解釈をしてみたものを掲載します。
日本国民である筆者が、「日本国憲法を読んで理解した内容」という位置づけです。
筆者は、「自分で考える」ことが大変重要だと考えているため、専門家の解釈は採っていません。また、解釈する人により「思想の癖」があらわれると、自分自身の解釈がゆらぎ、判断が鈍ることも懸念しており、はじめは自分自身で独自に単語の意味を調べて解釈してみよう、と思ったわけです。
筆者は、歴史的観点からも、法律的観点からも素人であり、正式な解釈とは異なるかもしれません。正式な解釈や見解をお知りになりたい場合は、専門的な書籍などでご確認ください。
解釈
単語の意味
以下は、筆者自身が「意味を明確に言語化できない」または「意味が分からない」単語について調べ、忘れないように記録したものです。
- 上諭(じょうゆ):御名(ぎょめい)と御璽(ぎょじ)の前に書かれた公布の言葉。天皇のお諭し
- 御名(ぎょめい):天皇の署名
- 御璽(ぎょじ):公印
- 朕(ちん):天皇の自称
- 総意(そうい):全員の一致した意見や考え
- 建設(けんせつ):つくりあげる。創造する
- 礎(いしずえ):物事の基礎。物事の土台。
- 枢密顧問(すうみつこもん):天皇に国務に関して意見を述べる職
- 諮詢(しじゅん):同等または目下の人に参考として意見をきくこと。相談。
- 帝国憲法第73条(ていこくけんぽうだい73じょう):憲法改正について書かれている条項
- 帝国議会(ていこくぎかい):大日本帝国憲法で設置された議会。二院制(貴族院と衆議院)の立法機関。天皇の統治を協賛する役割を持つ
- 【大日本帝国憲法 第3章(帝国議会)参照】
- 貴族院(きぞくいん):貴族、その他の非公選議院により組織される議院。明治23年(1890年)11月29日に設立され、昭和22年(1947年)5月3日に停止された
- 貴族(きぞく):身分や家柄の尊い人。社会的な特権を世襲(せしゅう)している上流階級に属する人
- 世襲(せしゅう):地位、身分、財産、職業などをその家の子孫が代々継承すること
- 衆議院(しゅうぎいん):国民の中から公選たれた人で構成される議院
- 裁可(さいか):判断し、許可すること
- 公布(こうふ):成立した法令を国民に広く周知させること
- せしめる(せしめる):させる。行動して何かをする
- 御名御璽(ぎょめいぎょじ):天皇の署名と押印
- 昭和21年11月3日(しょうわ21ねん…):西暦1946年11月3日 日曜日
【前文】に続きます。

