【21魂の世界の物語】<地球に誕生>個魂の気持ちと意気込み

地球に生まれる子玉の気持ちは?

前回は、人生のシナリオに書き込まれないこと、もしくは、人生のシナリオとは無関係のこと、
または、地球での概念について、いくつかの具体例を挙げてお話ししてきました。

今回は、地球へ向かう個魂の気持ちに焦点をあててお話しします。

個魂は地球へ行くことが
とても楽しみです。

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目次

29.すべての準備がそろい、地球にうまれる

魂の世界にて地球に生まれる準備がすべて整うと、いよいよ個魂は地球に移動します。

このとき、個魂はまだ、魂の世界にいます。そして、魂の世界から地球を観て、宿ることが決まっている肉体に意識を集中すると、眠るように自身を閉じていきます。

すると、個魂自身から出ている発色や輝きが縮小され、やがては観えなくなっていきます。

観えなくなるということが、地球へ移動したサインです。

そして、肉体に個魂が宿り、地球での生命の営みが開始されるのです。

「個魂」の気持ち

魂の世界で過ごしていたころ、「個魂」は、魂の世界からすべての魂たちと共に地球の不調和を観ていました。そして、大魂のシステムが創る「地球の不調和を調和に導くための役割」を個魂自らが志願し、地球へ行く決心をしました。

シナリオができるまで

人生のシナリオは保証され、魂の喜び、魂の幸せは約束されています。

人生の保証

生きるために必要なものは、努力して手に入れる必要はなく、必要な時に目の前に現れます。

人生のシナリオに書き込まれていること

役割遂行という任務は、『大変さを伴うかもしれない』ということは十分に理解していますが、すべてが約束され、保証されている個魂にとって、地球へ行くことに何も不安はありません。それどころか、役割遂行のために、地球へ行くことがとても楽しみなのです。

また、「個魂」は、魂の世界のシステムを知っているので、『自らの役割は必ず遂行できる』ということを信じています。何も恐れることはありません。

地球の現状を観ている「個魂」

魂の世界で暮らしているときの個魂は、「大魂」や「中魂」と同様に、いつでも地球の状況を感じながら暮らしています。そして、地球の人々が、魂との交信が遮断されていることを起因とする悩みや、苦しみを感じているという現象をも魂の世界から観ているのです。

ですから、地球行きが決まった個魂は、『自分は、魂の世界の存在まで忘れることはない』と、自分自身に誓います。地球上に生まれ、魂の記憶が封印されて思い出せなくなってしまっても、魂の世界の雰囲気だけは思い出せるようにと魂に刻み込むのです。

「魂の世界」は故郷

地球に移動した個魂からみれば、魂の世界は故郷です。つらいときには、故郷を思い出して、自分自身を癒すことができます。

しかし、地球へ移動するとともに魂の記憶は封印されるので、魂の世界のありのままを思い出すことはできません。ですから、個魂は魂の世界の雰囲気を魂に刻み込みます。

雰囲気として、においとして、魂に刻み込むのです。魂の世界の雰囲気を「故郷の香り」として記憶して、地球に移動していきます。『におい』として記憶すれば、役割遂行の妨げにはなりません。

ですから、においの記憶だけは封印せずに地球へ移動することができるのです。においの記憶なので、『なんとなくホッとする』というような感覚で、明確な記憶ではありません。

しかし、地球でつらい出来事や悩みと遭遇したとき、道に迷いそうになったときに、「故郷の香り」を感じることにより、一度、立ち止まって原点を確認したり、疲れた心を癒したり、また、身体の内部に存在する「個魂」からのメッセージや、「魂の世界」と交信することの助けにもなるのです。

魂の世界とのつながり

個魂が、魂の世界から離れて、地球へ移動しても、魂の世界との関係性が崩れることはありません。「個魂」と「中魂」、そして「大魂」は、いつでも、ひとときも離れることなく強く、強く、つながっています。

もし、「個魂」が地球で「人生のシナリオ」とは異なる道を選択しても、「大魂」や「中魂」という魂の仲間たちが気づきを与え、導くシステムがあるので、孤独に一人悩む必要はありません。

「個魂」と「中魂」とのつながりはさらに強く、魂の世界からのサポート、アドバイス、導きなど、個魂にいつでもメッセージを送り、導いているのです。

魂から心を通して直接メッセージを送ることもあれば、偶然な出来事として体感的に伝えることもあります。

「個魂」の記憶が封印され、人生のシナリオの内容を忘れてしまっていても、肉体に宿る「個魂」は、「中魂」からの支援と、導きを受けながら、人生を見失うことなく、地球上での役割を果たすことに集中して生きていくことができるのです。

魂の世界と密につながっているため、「個魂」は安心して地球に行くことができます。

いよいよ地球へ出発です

すべての魂は、役に立つことが大好きです。

そして、自然体でいることも大好きです。

地球へ行く準備のできた個魂は、まるで、ゲームの世界に飛び込むように、まるで、演劇の配役を決め、演じるように、とても心が躍っています。

「個魂」は、地球をよりよくし、地球を調和するために、地球へ行くことをとても楽しみにしているのです。

「個魂」は、地球に生まれることをとても喜んでいます。「魂の世界」とは、しばしお別れです。「個魂」は、意気揚々とした気持ちで地球へ向かいます。

いよいよ出発です。地球という環境の下で人生を歩み始めます。

次回は『<生きる術>魂と肉体のバランスとシナリオの軌道』についてお話します。

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