【30魂の世界の物語】<特殊なシナリオ>創作する理由と地球の危機

特殊なシナリオと地球の危機

前回は、特殊なシナリオについてお話ししました。

今回も、引き続き特殊なシナリオについてお話しします。

特殊なシナリオが
描かれる背景

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目次

38.特殊なシナリオが描かれる理由

「特殊なシナリオ」は、死や、大きな事件や事故などを阻止することができないシナリオです。

特殊なシナリオ

つらく、苦しい結果を伴う「特殊なシナリオ」をなぜ、魂の世界で創作して、地球へ移動しなければならないのか、
その理由をお話しします。

地球は、現在、複雑化しています。混沌とし、人々は混乱しているように観えています。

調和が進んでいるからこそ、「不調和」で「アンバランス」の実在化が目立ち始めているのです。犯罪、いじめ、事件、事故・・・・

これらは、うわべだけの調和、「物質的な調和」を目指した結果として現れる「不調和」です。

平和をめざし、均衡を守り、幸せを得るために、「抑圧」や「排除」をした結果として、ある一部分、ある一定の場だけを安定させているにすぎないのです。

排除された「もの」や「人」、抑圧された「人々の気持ちや思考」などのはみ出された部分では、「不調和」が超加速度的に進み、バランスが崩れているのです。

このように、「不調和」で「アンバランス」な実在化が地球で起こりはじめた場合、「アンバランス」による「不調和」が加速することで、調和の歩みが停滞し、後退してしまうことがあります。

そこで、「特殊なシナリオ」を描き、「不調和」の加速を止め、「調和を進める」ための導きが必要となるのです。

魂の導きで解決できないの?

魂からの導きやメッセージで軌道修正ができれば、「特殊なシナリオ」は必要ありません。「特殊なシナリオ」がなければ、「個魂」が地球で犠牲になる必要もないのです。

しかし、地球で生きているあなた方「個魂」が、「肉体的思考」にすべての主導権を握られてしまうと、魂の声がまったく届かなくなってしまうのです。

不調和の加速が進んでいる最中に起こる出来事は、そのほとんどが「肉体的思考」に偏りすぎているときに現れるものです。ですから、魂の世界からの「導き」や「メッセージ」が「個魂の宿る肉体」に届くことはありません。

そのため、メッセージを伝えるには、地球で生きている個魂たちが一丸となって、表現しあい、気づく方法を執るのです。

きっかけを作るのは誰?

特殊なシナリオができるまで

特殊なシナリオの創作は、「人生のシナリオ」と基本的には同じです。「役割」を遂行するために必要な「特殊なシナリオ」が併設され、1つのシナリオとなります。

人生のシナリオができるまで

(1)地球に大きな不調和が現れる

大魂は、地球に「不調和」が現れると、すぐに対応を始めます。

現れている「不調和」が、調和を大きく乱す性質を持つか否かを大魂のシステムにより、判断します。

(2)目的、特殊な役割が創られる

不調和が「調和を大きく乱す」性質を持つ場合、「調和」という基本的な役割と同時に、「不調和が加速」した場合の「特殊な役割」も同時に付加します。

「特殊な役割」は、1つの個魂に限った選択肢ではなく、その「不調和」に対応した役割を持つすべての個魂たちの生き方により選択されるものです。

基本的な「役割」と「特殊な役割」とを併設し、「分岐点」のあるシナリオを創り、「目的や役割」を明確にします。

(3)特殊な役割を遂行する個魂が決まる

「目的と役割」が明確になると、個魂が名乗りを上げます。候補の個魂たちの中から、地球に移動する個魂が選ばれます。

特殊な役割を担当する個魂は、複数選ばれることもあります。

(4)人生のシナリオと特殊なシナリオを創作

地球に移動する個魂が決まると、地球でのシナリオを創ります。

複数の個魂が選ばれているときには、シナリオは個々に創作され、共通する「分岐点」は時間軸で重なり合うように創られます。

特殊なシナリオの分岐点が2つの場合

特殊なシナリオは、「分岐点」が設定され、その分岐点による選択肢により出来事が変わるので、慎重に創作されます。大魂のシステムが働き、個魂の地球での生活を観て、その際に現れるゆがみを導き出し、分岐点を決めていくのです。

分岐点でのゆがみが大きすぎる場合には、「特殊シナリオ」に移行し、予定通りに調和が進めば、基本的な人生のシナリオを進むということがシナリオに書き込まれます。

個魂の特殊な役割

個魂の特殊な役割は、基本的な人生のシナリオと同じように、「地球の調和」です。複雑で難しい役割ですが、個魂は自ら志願して、その役割を遂行しに地球へ行く決心をしています。

「特殊なシナリオ」を携えているからと言って、前世の罪を償うために特殊な役割を持つわけではありません。魂の罪や罰、魂の修行をするために、特殊な役割を持つわけでもありません。

カルマの解消はありません

また、難しくて複雑な「特殊な役割」を持つからと言って、魂が優れている(成熟している)、霊性が高い、ということでもありません。

「人生のシナリオ」と同様に、地球の調和を目指し、自ら志願した役割というだけなのです。

魂の優劣はありません

特殊な役割をもつ個魂の気持ち

個魂は、自ら志願して「地球の調和」のために地球へ行くことを決心しました。そして、地球の調和をとても楽しみにしています。

「基本的な役割」も、「特殊な役割」も、個魂にとっては、どちらも同じ「役割」なのです。『調和のお仕事をしに行ってきます!』と地球へ行き、『調和のお仕事が無事終わりました!』と大魂へ帰りたいのです。

地球に生まれる

地球で生きるあなた方は、「死」に直接つながる「特殊なシナリオ」と聞くと、恐怖を感じるかもしれません。しかし、私たち「魂の世界」の魂の想いは一つ、「地球の調和」なのです。

それが「魂の世界」全体の目的であり、望みであり、使命なのです。そのために、すべての魂が協力して、調和の歩みを進めています。

あなた方個魂も例外ではありません。共に調和を進める魂なのです。ですから、「地球が調和する」ことに喜びを感じるのです。

大規模な特殊シナリオ「地球の危機」

現在、大規模な「特殊シナリオ」が動き出すような出来事が、地球上のあちらこちらで起こりはじめています。

地球で生きる人々が、本来の「魂の目的」を忘れ、「目先の利益」、「欲」に歩み続けた結果、どのようなことが起こるのかを想像してみてください。

調和の歩みを進めていながらも、地球に生まれ、「欲」から生じる幸せを味わってしまうと、「肉体的思考」がすべての主導権を握るようになり、魂との交信が閉ざされてしまうのです。

人々が「欲」から生じる物質的な平和や物質的な調和を進めていった結果、ゆがみはますます大きくなってしまいます。人々がおこなう、その行為がきっかけとなり、「特殊なシナリオ」に移行してしまうのです。

文明の滅亡

過去の地球でも、様々な出来事が起こりました。

文明が栄えていながらも、多くの人々が「魂の役割」を忘れ、「欲」の幸せを追い求め続けることで、調和への歩みが大きく後退してしまったことが過去、何度もあるのです。

その度に、大規模な「特殊なシナリオ」が発動し、「特殊なシナリオ」を持って生まれたたくさんの人々が「死」を迎えることになりました。

文明は滅亡し、生き残った人々は、その経験を心に刻み、調和とは何かを思い知り、再び歩み始めるのです。たくさんの命が失われてから気づくより、もっと早くに気づく方法はあったのです。

あなた方も、大規模な「特殊シナリオ」が選択される前に魂の導きやメッセージを受け入れ、多くの命が失われる前に、気づいてほしいと思っています。

魂の記憶が封印されているので忘れてしまっていますが、もしかすると、あなた方が、「特殊なシナリオ」を持って生まれた個魂かもしれないのです。

過去の先人の個魂が残した歴史を忘れてはいけません。

次回は『<死を迎える>意識の行方-肉体と魂の分離-』についてのお話です。

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