【28魂の世界の物語】<特殊なシナリオ>分岐点で決定される別の死

特殊なシナリオによる阻止できない死

前回は、苦しみを取り除くことについてお話ししました。

今回は、特殊なシナリオについてお話しします。

死と隣り合わせの
特殊なシナリオをもつ個魂たち

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目次

36.阻止することができない「死」

あなた方個魂にとって、人生のシナリオに沿った「死」を迎えることが、最も負担の少ない最期です。

つらい出来事に耐え切れずに自ら「死」を選んでも、人生のシナリオに書き込まれていない「死」ならば、魂の導きにより必ず阻止されます。

自死について-苦しみは取り除くことができます-

しかし、阻止することのできない限定的な「死」が存在するのです。それが、「特殊なシナリオ」と呼ばれているものです。

特殊なシナリオとは?

「特殊なシナリオ」は、阻止することができない「死」を迎えるシナリオです。

「死」以外の出来事が書き込まれることもありますが、いずれも、痛みや苦しみ、混乱を伴う出来事が書き込まれています。

人生のシナリオと同じように、「魂の世界」で役割ごとに創作されるシナリオです。地球のゆがみが大きすぎる場合や、不調和が大きくなる可能性がある場合に、付加するシナリオとして創られています。

特殊なシナリオができるまで

特殊なシナリオは、「分岐点」があり、「選択権」と「決定権」に特徴を持つシナリオです。

特殊なシナリオの仕組み

基本的な人生のシナリオのタイムテーブル

人生のシナリオは1人の個魂につき1つ創作され、地球で生まれてから、死を迎えるまでの出来事が書き込まれています。

人生のシナリオができるまで

特殊なシナリオの分岐点が1つの場合

人生のシナリオの場合、人生の中で遭遇する選択権は、個魂自身にあります。

しかし、「特殊なシナリオ」の場合には、個魂自身が意図しないところで「分岐点」が選択、決定され、個魂の人生が大きく変化するのです。

特殊なシナリオが創られる理由

分岐点の法則-選択権と決定権-

「分岐点」には法則があります。「選択」権や「決定」権が本人以外のところに存在するという法則です。

「特殊なシナリオ」への移行が、第三者や環境に委ねられているシナリオで、「分岐点」までの複数の人々の生き方が反映します。「分岐点」は、大きな不調和や大きな乱れがなければ、何事もなく通過することが可能です。

しかし、不調和や乱れが大きく成長してしまうと、それが発動のきっかけとなり、「特殊なシナリオ」へと移行します。

また、「分岐点」での選択肢は1つとは限らず、2つの場合もあれば、それ以上の場合もあります。

分岐点の「選択」権

「選択権」は、その不調和にかかわる、すべての個魂たちが合同で持つ権利です。

複数の人々が「選択権」をもつことで、とりまく環境が、刻々と変化していきます。変化して現れている環境が、
「調和を進めている」のか、それとも、「不調和が加速したのか」によってその後のシナリオが大きく変わります。

1人の生き方ではなく、複数の人々の生き方次第で、環境が変わり、未来が変化していくのです。

分岐点の「決定」権

人々の「選択」権によって現れた環境が発動のきっかけとなり、「特殊なシナリオ」への移行が決定します。

発動する環境は、不調和が大きくなっていたり、調和が大きく乱れている場合です。「第三者による行為や発言など」が
発動のきっかけとなる場合もあれば、「環境」自体が発動するきっかけとなる場合もあります。

いずれにしても、個魂本人の意思で決定することはできません。決定権は、第三者、または環境に委ねられているのです。

特殊なシナリオと魂の世界との関係

「魂の世界」は、いつ、いなかるときも、あなた方を観守り続けています。

しかし、「特殊なシナリオ」に移行後の、「死」を阻止することはできません。それは、あなた方が見捨てられているわけでも、罰を受けているわけでもありません。「特殊なシナリオ」に込められた「すべての魂たちの想い」なのです。

地球上での、個魂による、個魂同士のメッセージの受け渡しを行うための出来事として、「特殊なシナリオ」は存在しています。地球では、「死」はとても悲しい出来事です。ですから、望まない「死」を避けたいと思うのは当然です。

しかし、すべての魂たちは、地球の調和を目的として生きています。「肉体的欲求」を満たし、「肉体的な幸せ」を得るために生きているのではないのです。

幸せの種類

魂の世界にいる中魂や個魂たちだけではなく、地球に移動しているあなた方個魂も同じように、すべての魂たちが、「地球の調和を望んでいる」のです。肉体に宿っているあなた方は、魂の記憶が封印されているため、理解することが難しいかもしれません。

しかし、あなたの内側に存在している「個魂」という魂は、地球の調和を望み、地球に生まれ、地球で生きているのです。

魂の記憶を封印する理由

特殊なシナリオを持つ個魂たち

現在の地球は、調和が進んでいる部分もありますが、全体的には、未だ混とんとしています。そのため、「特殊なシナリオ」を携えて地球に移動している個魂が大勢いるという現実を知ってください。

特殊なシナリオは、直接「死」に結びつくことが多いシナリオです。その上、特殊なシナリオへ移行すると、「死」を阻止することができなくなります。地球で生きているあなた方にとって、とても厳しいシナリオなのです。

今、現在も、第三者や環境により、「特殊なシナリオ」が選択され、「死」などの出来事が実在化し、現れています。「特殊なシナリオ」は、地球の人々にとって、とてもつらく悲しい出来事です。

ですから、「特殊なシナリオ」が選択されないように、それぞれの人が、魂の声に耳を傾けながら生き、地球を不調和に導かないような人生を送るよう、心がけることが必要なのです。

シンプルに素直に生きる

不調和の加速が進み、発動する選択がなされて、「特殊なシナリオ」が動き出してしまうと、大きな犠牲を伴う出来事が現れてしまいます。

悲しみを経験してからでは遅いのです。

次回は『<特殊なシナリオ>動き出すきっかけと回避する方法』について、具体的な事例を含めてお話しします。

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