魂のまま地球へ移動し、
魂のまま目的を成就することは不可能です。
11.地球で生きるための準備-肉体の調整-
地球と大魂を調和、
ドッキングさせる役目が加わった大魂は、
地球の調和を進めるために準備をはじめました。
実際に地球に移動して調和を進める大役には、
「個魂」たちが総意で名乗りを上げました。
しかし、
「魂」の状態のままの
個魂が地球上で物質的な行動をとることはできません。
なぜなら、
地球は物質的な世界であり、
魂は物質的な肉体を持たないからです。
地球の調和を進めるには、
地球で物質的な行動をとることができるようにする必要があります。
そこで、
大魂のシステムは
個魂が地球に移動するために、
地球の環境に適合させ、
個魂が物質的な世界で生きることのできるシステムを創りはじめました。
物質的な身体の準備
まず、
「個魂」が肉体に宿り、
身体をもつことで生命を営み、
物質的な行動をとることができるようにしました。
これで、
魂の世界から地球へ移動し、
「地球を調和させるために行動する」ことが可能になります。
地球で、
物質的な行動をとることができる準備が整うと、
次は、
「地球に移動する手段」と
「帰る手段」を創りました。
誕生
大魂は、
地球へ移動する手段として、
「生命が誕生する際に個魂が肉体に宿る」
というシステムを創りました。
こうすることで、
地球で「子」として生まれ、
成長するにしたがって
地球の環境に適合させることが可能になります。
【地球に生まれる】
死と死後の世界
地球から魂の世界に帰るシステムとして、
「死」を取り入れました。
肉体としての機能をすべて失ったとき、
個魂が肉体から離れることができるシステムです。
肉体から離れたばかりの個魂は、
「地球の環境に適合している」状態です。
この状態では「魂の世界」に入ることはできません。
「魂そのもの」の状態に戻る過程を経てから
魂の世界に帰ります。
肉体的な身体のシステム
次に、
地球で生きている期間の
肉体的なシステムを身体に組み込みました。
生きるために必要な「欲」
地球上で生きていくためには、
食べること、
眠ることが最低限必要です。
そして、
子孫を残していくことも大切になります。
そのような、
生きるために必要な物事を
「欲」という形で、
体内に組み込みました。
欲には、
食欲、
性欲、
物欲、
睡眠欲などいろいろありますが、
状況に応じて変化が可能となるように、
多様性をもたせました。
ケガや病気から身を守る機能
また、
身体を健康的に維持し、
守るために、
痛みや苦しみなどに感知できる感覚を組み込み、
安全に生活し、
身の危険から回避できるように、
危機、
危険などを察知する能力などを組み込みました。
考える力、感じとる力
そして、
それらとともに、
「考える力」を組み込み、
心、
気持ち、
感情を発動するシステムと、
認知するシステムを創りました。
心、気持ち、感情が発動するシステムは、
二通り創られました。
一つは、
肉体として「脳」などで認識して発動する心で、
主に生存本能や生きるための感情として現れる心です。
もう一つは、
「個魂」から発動する心で、
個魂が、
いつでも肉体にメッセージを送ることができる心です。
「個魂」から肉体に送られたメッセージは、
感情や気持ちとして脳で認知されます。
「個魂」からのメッセージを
受信しながら生きることで、
迷わずに人生を生きることができるようになるのです。
その他
その他にも、生きる上で必要な身体のシステムは、
個魂の役割に応じて、すべて揃うように組み込みました。
12.地球で生きるための準備-役割とシナリオ-
個魂が
「物質的な肉体を持って地球で生きる」ことは慣れないことなので、
それだけでも大変なことです。
それに加えて、
「調和に導く」という大役を遂行するのは、
時に苦痛を伴います。
個魂が担当する「役割」の調整
地球へ移動した個魂の負担が大きくならないように、
「一度の移動で遂行する役割」は限定する
ことにしました。
具体的には、
地球へ移動する前にあらかじめ「役割」を決め、
その「役割」を遂行するための期間を設けることにしたのです。
その期間を終えると同時に「役割」も終え、
地球で死を迎え、大魂に戻ります。
大魂はそのための環境を整えます。
役割に応じた身体の準備
まず、
生まれる肉体の準備が進められます。
個魂が宿る身体は、
地球での役割に相応する身体が必然的に創られます。
【身体の選択】
役割に応じた地球でのシナリオ
次に、
「個魂」が地球に滞在する期間のシナリオを決めます。
役割を遂行するためのシナリオは、
より詳細に決めていきます。
それ以外のシナリオは、
地球のバランスを保ちつつ、
大まかに決める場合も、
詳細に決める場合もあります。
生まれる家、
育つ環境、
仕事、
生き方、
そして、死まで。
「役割を遂行するための個魂の地球での一生」を
個魂自身のシナリオにしっかりと書き込みます。
地球上では、
調和の目的を果たすためにも、
個魂の負担を軽くするためにも、
そのシナリオに沿って生きることが大切で、
推奨されているのです。
「役割」と「シナリオ」の地球での名称
地球の調和を進めるため、
個魂は一定の役割をもって地球へ移動しますが、
その役割についても地球ではいろいろな呼び名があるようです。
役割は、
魂のお役目、魂の使命、魂の目的などと言ったり、
さらに広い意味では「天職」と表現されるときもあります。
また、
シナリオは運命や宿命、天命などと
表現されているようです。
(※いずれも、魂の世界の概念とは少し異なります)
次回、第6話は
『<欲>物質世界で必須の欲。欲と調和との関係』についてお話します。
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