調和を進めるために、
魂の記憶を封印します。
15.地球で生きるための準備-魂の記憶を封印-
欲から生じる影の
「マイナス作用」の調和を進めるために必要な
『マイナスの作用の出現、気づき、表現、行動』の一連の流れは、
魂の記憶を持ったままでは、
思うように進めることができません。
そのため、
個魂が肉体に宿るとき、
「魂の記憶」は意識の下に封印されます。
【欲の特徴と調和】
「魂の記憶」を封印する理由
「魂の世界」の魂たちは、
いつも調和し、
安心して暮らしていて、
欲はなく、
マイナスの感情を抱くことはありません。
「個魂」が、
地球で肉体に宿って生きるとき、
「完全に調和している魂の記憶」が
わずかでも残っていると、
欲から発生する「マイナスの感情」を
出し切ることができず、
抑え込んでしまいます。
感情を抑え込んでしまえば、
その感情を露出させることはできません。
マイナスの作用は、
憎しみや
恨み、
妬み、
悲しみ、
怒り、
不安など、
様々な形で現れますが、
マイナスの作用を抑え、
封じ込めると感情が揺れ動きにくくなるのです。
「感情が揺さぶられない」ということは、
『マイナスの作用の出現、気づき、表現、行動』の
一連の流れを
滞らせることにつながります。
「感情が揺さぶられない」と気付きは弱くなり、
表現も行動も小さくなってゆくのです。
また、
小さい感情を
意図的に大きな感情として表現し、
調和を進めようとしても、
それは表現や行動を大げさに演じているに過ぎません。
「感情が揺さぶられない」と
調和は思うように進まないのです。
地球の調和を進めるには、
多少の苦痛が伴っても感情を露出し、
それに気づくことに大きな意味を持ちます。
感情を露出させることを避けられないため、
魂の記憶は意識の下に封印せざるを得ないのです。
しかし、
感情を露出させると
不和が生み出される場合があるのも事実です。
そこで、
封印している魂の記憶を、
「心」を通して気持ちや感情として
受信するシステムが用意されているのです。
「魂の記憶」が残っているとどうなるか?
魂の記憶が残っていても、
マイナスの作用は起こります。
ですから、
マイナスの感情に気づくことは、実は可能です。
しかし、
「魂の記憶」が残っていると、
マイナスの感情を抑え込み、
感情の露出ができないばかりか、
気づくことのできる「マイナス感情」が狭まり、
「ありのままのすべての感情」に
気づくことが難しくなってしまうのです。
体内で、
欲から影の作用を生じ、
マイナスの感情が現れているのにもかかわらず、
それを抑え込んだり、
すべての感情に気づくことができなかったりすると、
やがて肉体と魂のバランスが崩れはじめます。
肉体と魂のバランスが崩れはじめると、
身体と心のバランスも非常に不安定になるのです。
その結果、
身体や心のアンバランスは病気というような、
形となって現れ、
「個魂」の地球での生活に
影響を及ぼしはじめます。
魂の役割を果たそうとする行動ができなくなったり、
また、
滞ったりして、
地球の調和の歩みが遅れてしまうのです。
個魂が地球で生きるためにも、
精神と肉体のバランスはとても大切です。
ですから、
物質的な世界で生きるには、
魂の記憶を封印せざるを得ないのです。
「魂の記憶」を封印している場所
地球に生まれるとき、
魂の記憶は封印されますが、
すべての記憶がなくなるわけではありません。
「魂の記憶」は、
人間が認識することのできない
無意識の領域にそのままの状態で封印されています。
無意識の領域に封印された「魂の記憶」は、
認識することができなくても、
地球で生きている間、
ずっと肉体と共に過ごしています。
そして、
無意識のうちに自身の役割を遂行しようとし、
肉体が意識せずとも、
自らの考えや気持ちが、
「心」に作用するように働いているのです。
魂からのメッセージは「心」で受け取る
封印している魂の記憶は、
「心」を通して受信するシステムが用意されています。
これにより、
魂からのメッセージが感情や気持ちとして心に届き、
「不和を生み出す原因」に対して
行き過ぎてしまうような場合に、
歯止めをかけることができるようになります。
また、
魂の記憶が認識できないと、
「なぜ生きているのか」
「生きる目的は何か」が分からなくなり、
とても不安になることがありますが、
魂からのメッセージを
「心」を通して受け取ることで、
地球で迷わずに安心して生きることができます。
人生の節目節目に、
魔法のような不思議な力で
あなた方の意識に働きかけたり、
あなた方の身の回りの世界や環境を変化させたりするのです。
「個魂」が、
役割の遂行や
シナリオに沿って行動をしているとき、
喜びや
充実感、
楽しさ、
安堵感などの感情を感じとることができ、
幸せを感じます。
その感情が一種の舵取りとなり、
封印された魂の記憶を補い、
「個魂」の役割を遂行するために役立つのです。
もし、
「個魂」が
役割に沿わない行動をしている場合には、
体内に宿る個魂が、
自らの意識にメッセージを発し、
身体はそれを「不快感などの感覚」として
感じ取ることもあります。
また、
魂の世界で融合を解除した同じ周波数を持つ「中魂」からは、
気づきなどのメッセージが送信され、
あなた方「個魂」を導きます。
地球上で、
調和を進めるために肉体に宿って生まれる個魂は、
時に苦痛を伴う役割もありますが、
役割を遂行していると
「個魂」は平穏で、
満たされた感情を起こすのです。
次回、第8話は
『<心とは?>肉体と魂の感情の違いと意味』についてお話します。
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