19.大魂の目指す調和とは?
個魂は、地球と大魂とを調和、ドッキングさせるため、地球をよりよくするために地球へ移動します。
あなた方個魂の役割となる「地球の調和」は、人々に限定した「一部分の調和」ではありません。「人々を含めた地球全体の調和」を意味しているのです。
19-1.大魂の目指す「地球の調和」
大魂の目的である「地球の調和」とは、「地球全体の調和」です。
「人々の調和」はもちろんですが、地球に存在する生物、物事、事象などがすべて調和し、バランスがとられることを目的としています。
命のあるものも、命のないものも。
形あるものも、形のないものも。
目に見えるものも、目に見えないものも。
大きなものも、小さなものも。
害を及ぼすとみられているものも、そうでないものも。。。
すべてのバランスがとられ、調和させることを目的としています。そのすべての調和のために、あなた方「個魂」はそれぞれの役割を携えて地球に移動し、調和を進めるために各自の役割を果たすために生きているのです。
19-2.地球で生きる「個人」の幸せ
地球へ移動し、地球で暮らし始めると、あなた方個魂は「物質的な幸せ」を求めるようになります。人々が生きるために必要な「欲」があるので、「物質的な幸せ」を望むのは自然な感情です。
しかし、「物質的な幸せのみ」を求めることは、残念ながら不調和を生み出すことにつながります。
「個人の幸せ」は、ときに何かの犠牲を伴うことが往々にしてあるのです。そのことに気づかずに、「個人」あるいは、「ある一定の対象」に対して「○○だけ」の幸せを求めすぎると、それは「欲」の影となり、マイナスの作用を及ぼします。
あなた方が、地球に移動して生きる本来の目的は、「地球の調和を進める」ことです。個人の幸せは、地球の調和とともにあります。
近い未来、地球が調和すると例外なく、すべての人々が幸せに満たされます。そして、不幸を感じたり、苦しんだりする人はいなくなるのです。もちろん、犯罪もなくなり、真に平和な世界が幕を開けます。
あなた方個魂は、地球の調和を進め、地球を幸せに満たされた惑星にし、調和の取れた地球で暮らすことを目的として
地球に生まれたのです。
19-3.調和というバランス
あなた方個魂は、「地球」という惑星を調和させるために、バランスを失ったものにはバランスを取り戻し、よりよく発展するものは発展させ、滞ることで、よくない作用が出現する場合には、流れる作用をもたらすために、地球での役割を自ら決めて、地球に移動し、地球で生きています。
排除と差別
現在、地球で生きている人々は、「平和」という名のもとに、差別をしたり、排除したりしていることに気づかずに生活しています。
これは、「平和」という概念が「欲」となって表れていることを意味しています。
調和のとれている「真の平和」とは、差別ではなく、思いやりです。手を差し伸べることができます。排除ではなく、受け入れです。助け合い、補い合うことができます。
「排除や差別がある」ということは、マイナス作用の出現かもしれないと気づく必要があるのです。
差別について
差別はすべてマイナス作用の出現のように感じられますが、実は、「差別」には2通りの解釈があります。
「差別」に「排除」が加わると、それには悪意が伴うことが多くなりますが、「差別」に「助け」や「愛」、「優しさ」が加われば、それは、調和への歩みになるのです。
「個性」を知り、その個性を差別化して、必要な人には手を差し伸べることで、すべての人が困難を感じることなく、
生きやすい世の中となり、調和が進んでいきます。
決して、ある一部分の人だけが得をしたり、ある一定の人だけが安心した暮らしを得たりするような、排除するための「差別」をしてはなりません。
調和の歩みを滞らせるだけではなく、特殊なシナリオが発動するきっかけとなったり、また、死後の世界において、心残りの解消を余儀なくされたりするからです。
【特殊なシナリオ】
【死後の世界】
平等について
「差別」と対極にあるような言葉として「平等」という表現があります。
『平等にすることで平和になる』という解釈がありますが、「平等」という言葉だけが独り歩きをすると、バランスは崩れ始めます。
「同じ」という意味での平等は、一見、バランスがとられ、調和に向かっていると見られがちですが、「同じ」=「平等」という思想では、本当に困っている人を冷たく見放す結果になるものです。
地球で生きる人々は、すべて同じではありません。それぞれが「個性」を持ち、それぞれが「それぞれの人生」を生きているのです。
「助け」が必要な人もいれば、「助け」は不要な人もおり、また、別の「助け」が欲しいと思っているということが往々にして起こっているのです。
淘汰とバランス
地球はいつ、どんなときでも、バランスをとるシステムが働いています。
地球に存在するすべての「もの」は、そのバランスの上で存在していることを忘れないようにしてください。
そのバランスが崩れれば、新しくバランスがとられるのは必然です。「淘汰することでバランスを取る」ということは、
実はとても不自然なことなのがお分かりいただけると思います。「淘汰しなければバランスを取ることができない」ということは、調和とは程遠い行為なのです。
また、仮に淘汰された場合、淘汰された「もの」も、存在がまったくなくなるわけではなく、バランスを取る地球のシステムが働き、形を変えて、新たに出現するのです。
地球で生きている人々が、地球のバランスシステムをコントロールすることは不可能です。
19-4.調和した地球はどんな世界?
地球が調和すると地球から争いや戦いがいっさいなくなります。飢えや貧困もなくなります。異なる生物、異なる考えなど異なる者同士が尊重しあい、排除、淘汰することがなくなります。犯罪がなくなります。不平等や理不尽がなくなります。悩み、苦しみがなくなります。
人々を含めたすべての「もの」が幸福感に満たされます。「そこにいる」ただそれだけで、幸せを感じるのです。
【調和した世界】
人工的な調和とならないために
地球で生きる人々は、今現在も、懸命に世界を平和にしようと努力しています。科学は発展し、人々は豊かになっているように見受けられます。
しかし、「調和」という視点でみると、地球の人々が行っている行為は、調和とは対極的な行為をしていることがあるのです。
ここで、強調してお伝えしたいことが1つあります。「ヒト」は地球を支配、管理するために生まれたのではありません。ということです。
考える力や感じる能力は、支配をするためにあるのではなく、調和を進めるために各個魂に備わっている能力なのです。
「調和」が「正義」とならないために
地球が調和するために「正義」という概念は必要ありません。「正義」とは、ある一定の価値観から見た善悪となり得るからです。
調和は「善」も「悪」もありません。ですから、「善」と「悪」を図る術は必要ないのです。
また、正義は、「ヒト」が「ヒト」へ課す「負荷」となることがあります。「調和しなければならない」として目指す調和は
本当の意味での調和ではありません。
「調和」は、条件が揃えば誰に動かされるわけではなく自然と歩み始めるものです。
正義は、「調和」を課すことを強要する可能性があります。「我慢しなければならない」「愛を伝えなければならない」「争ってはならない」などの「○○しなければならない」という、半ば強制的に突き動かこともすことになり、大魂が目指す、真の調和とは程遠くなってしまうのです。
19-5.つらい出来事という経験
個魂が担当する役割の中には、「つらい出来事を経験する」ということもあります。
地球の調和を目指すために、「つらい出来事」を役割として人生のシナリオを創作し、地球に奉仕するような人生を選んで生まれてくる個魂がたくさんいるのです。
自ら志願した役割とはいえ、それは、とても厳しい任務です。
地球に生まれるとき、魂の記憶は封印されるので、なおさら「つらい人生」と感じてしまいます。
ですから、現在、つらい気持ちをお持ちの方は魂の声に耳を傾けてください。
あなたは、勇敢で崇高な個魂です。地球の調和を進めるために、敢えて困難な人生を皆のため、すべてのために生きているのです。ですから、一人で悩み、苦しむ必要はありません。あなたの、その、つらくて苦しい人生を、地球の不調和を、私たち大魂や中魂に伝えてください。
そして、あなたがつらい人生を送っているということを地球の人々に表現して伝えてください。
あなたが感じている、そのつらさは、地球での不調和の現れなのです。あなたは、地球の不調和を表現し、調和へと導く役割を果たしているのです。
そして、第三者の立場にいる人々は、その「つらい経験、体験」を聞くことで、不調和の現実を知り、その不調和を調和させるために、それぞれが、それぞれのできる行動を起こしてください。
直接、助けの手を差し伸べたり、祈りという手段を使うこともできます。
あなたの内部に存在する個魂の役割が、どんなものかにより行動は異なるので、すべての人に共通する答えをここで申し上げることはできません。
あなたは、どのような役割をもち、地球に生まれたのか。あなたのできること、あなたのするべきことは何か。を、あなたの内部に存在する個魂に聴きながら、また、あなたをいつも観守り、サポートしている中魂の導きを感じながら、つらい体験をしている人に助けの手を差し伸べてください。
つらい体験をしているあなたへ
魂の世界のすべての魂から、感謝と敬意をお伝えいたします。あなたはとても勇敢な魂です。自信をもって地球で生きてください。
つらい体験をしていない、あなたへ
あなたがつらい人生を送っていなくても、それを他人事とせず、つらく、苦しんでいる人々に、寄り添うよう心がけてください。
地球の調和を進めるために人生のシナリオがありますが、もう一つの特殊なシナリオの発動のきっかけを作るのはあなたかもしれません。
【特殊なシナリオ】
困難のないことが「善い」とは限りません。困難がないからこそ「観えていない」事柄があるのだということを想像してみてください。
次回は『<魂の約束>魂の幸せはシナリオの保証で成立』についてお話します。
【項目別リンク】
|1|2|3|4|5|6|7|8|9|10|11|12|13|14|15|16|17|18|19|20|21|22|23|24|25|26|27|28|29|30|31|32|33|34|35|36|37|38|39|40|41|42|43|44|45|46|47|48|49|50|