21.シナリオの詳細-身体と心の選択-
人生のシナリオには、身体や肉体的な特徴も書き込まれます。
個魂が遂行する「役割」によって、肉体の性質(=身体的特徴)や脳の思考的性質(=精神的特徴)などを決め、地球でどのような身体的特徴と精神的特徴を持つかをあらかじめ決定します。
地球に移動して生きるあなた方個魂は、役割を遂行するためにその役割に合った肉体に宿り、肉体と共に生きることになるのです。
21-1.生まれる場所と引き継ぐ遺伝子
個魂が役割を決め、地球に移動することが決まると、役割を遂行するための身体的特徴(肉体の性質)や精神的特徴(脳の思考的性質)などを決定します。
役割に沿った身体と精神的な特徴が決まると、次に、地球に生まれるための環境を選択します。例えば、生まれる国や地域、両親、兄弟姉妹、その他の細かなことも人生のシナリオには書き込まれます。
地球に生まれるための環境は、例えば、両親のもつ遺伝子をはじめ、両親の個魂としての役割、両親の地球上での職業なども、環境の要因となります。すべてが、個魂の「役割」とその「役割を遂行する身体」に合う環境を整えていくのです。
そして個魂は、役割のために準備された身体に宿り、地球上に誕生します。
そして、その身体と共に地球で生活し、役割を遂行していくのです。
21-2.身体は着ぐるみのように
身体は、「プログラミングされた着ぐるみ」に例えることができます。
地球で創られた「着ぐるみ」に個魂が宿り、その「着ぐるみ」に宿ったまま地球で生き抜くということです。その着ぐるみは、様々な特徴を持つようにプログラミングすることが可能です。役割に応じて、両親となる人の遺伝的要素を使用し、地球の環境とシステムによって創られます。
着ぐるみの性格などの個性は、魂の特徴から創り出されることはありません。個魂の役割に応じて新たに創り出される、地球上でのオリジナルな肉体という名の着ぐるみなのです。
ですから、魂の特性が着ぐるみに現れることはありません。あなた方個魂が、地球に移動するとともに身体を持ち、物質化しているのではありません。
魂の特性により、「身体」や「性格」が創られている訳ではないのです。
肉体という名の「着ぐるみ」は、個魂の役割に応じて、「無」から新たに創り出され、地球でのみ成立し、地球でのみ存在することのできる物質的な身体です。
地球で生活している身体を持ったまま、魂の世界に入ることはできません。
21-3.魂の個性は身体とは無関係
地球で生きているあなた方の身体は、個魂の役割に合わせてプログラミングされている着ぐるみのようなものです。
魂の特性が身体的特徴や、精神的特徴に現れているわけではなく、プログラミングされた「着ぐるみ」に個魂が宿っているにすぎません。
地球で生きているあなた方は、ときに、「魂の性質」と「肉体との性質」を同一視することがありますが、魂の個性が、身体的特徴や精神的特徴に現れることは本質的にあり得ないのです。
個魂の特性が肉体を形成することはありませんが、個魂は、役割を滞りなく遂行することができるように身体と心にいつでもメッセージを送り続け、気持ちに影響を与えています。
【感情の意味】
外見や性格から、魂の本質を見分けられる?
身体的、精神的特徴は、「地球で生きる身体」独自のものです。地球で生きている「人」の外見や性格で、魂の本質を観ることはできません。例えば、嫌だなぁと感じるような人でも、「意地悪だから魂が未熟」ということではないのです。
『意地の悪い人』だと感じるような場合でも、その人は、地球の調和のために、そのような『特徴的な考え方を持って生まれる必要があるのだ』ということを知ってください。
地球の不調和を、例えば「意地の悪さ」という形で表現しなければならない役割があり、そのために必要な身体や考え方と共に地球で生きているのです。
地球の人々の人間関係において、「意地が悪い」と映るような出来事でも、魂の世界から観ると、それは「意地悪」なのではなく、「不調和の映し出し」または「不調和の炙り出し」にすぎないのです。
その「意地の悪い性質の身体」を身にまとっている個魂も、本来は、ほかの個魂たちと同様に、尊く、調和し、とてもきれいに光り輝いている唯一無二の魂なのです。
地球で生きている期間は、魂の記憶を封印しているため、本人にもその自覚はありませんが大魂の一部として地球に移動し、地球で生きている個魂なのです。地球で、調和のために尊い任務を遂行しているにすぎません。
地球で生きる人々の外見や性格から、その人個人の魂の本質を見分けることはできません。
【魂の年齢と成熟度】
21-4.地球での解釈と思想
地球の思想の中には、「魂の特徴は身体や考え方に現れる」と説き、魂の性質と人間の性質を同一視する思想があります。このような思想は、「人」を一方向から見た外見や特徴のみで判断し、魂のレベル付けをすることで優劣をつけたり、罪や罰を容認するような思想です。また、優劣を付けたり、罪や罰の認識を与える行為が、排除や争いにつながることもあります。
魂の性質と人の性質を同一視すると、調和の歩みとは正反対の道に進んでしまうのです。
次回は『<魂の真実>魂の年齢や成熟度思想は苦しみの温床』についてお話します。
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