【24魂の世界の物語】<後悔なき人生>シナリオの軌道を逸れた未来の姿

人生のシナリオの軌道を逸れた未来

前回は、人生での選択肢についてお話ししました。

今回は、人生のシナリオをそれると?という視点からお話しします。

気づきは
必ず起こります。

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目次

2.物質的な幸せを感じるだけじゃダメなのか

「人生のシナリオ」と「実際の人生」に開きがあると、つらい感情を抱きやくすなるものです。

しかし、人生のシナリオとの不一致があるにもかかわらず、幸せで、何不自由なく暮らしているように見える人々が実際にいます。このような人々は、あなた方から見て「運命を変えた」ように見えるかもしれません。また、当人からすれば「努力して人生を切り開き、幸せを手に入れたんだ」と慢心しているかもしれません。

「幸せならいいじゃないか」そう思いますか?

さて、シナリオとの不一致で手に入れた幸せは、継続的に続くのでしょうか。

その幸せはどこから?

「どんな理由であれ、幸せであればそれでいい」地球で生きている人々は口々にそう言います。

目先の損得にばかり気を取られてしまうのです。幸せと感じる気持ちの源泉は2種類あります。1つは「肉体的な幸せ」であり、もう1つは「魂の幸せ」です。

脳と心と魂の働き

肉体的な幸せは、「欲の成就」などで湧き上がる幸福感です。

魂の幸せは、「シナリオに沿って生きている」、「役割を遂行している」際に湧きおこる幸福感です。

同じ「幸せ」という感情ですが、それが「欲の成就」なのか、それとも「シナリオに沿って生きる」ことなのかにより、感情の種類もメッセージの意味合いも全く異なるものになるのです。

シナリオとの不一致で手に入れた幸せの場合

「人生のシナリオ」との不一致で感じている幸せは、「肉体的な幸せ」です。努力や犠牲を伴いながら、手に入れた喜びです。もちろん、肉体的な幸せや喜びは生きていくために必要であり、とても大切な感情です。ですから、肉体的な幸せを望むことは、悪いことではありません。

しかし、自他問わず、何らかの犠牲を伴ったり、我慢を強いられたり、また、継続的な長い目で見ても、肉体的幸せが長続きすることはありません。

肉体と魂、2種類の感情

「魂の世界」からは、あなた方へ導きのメッセージが絶え間なく送られています。そして、あなた方の内部にも「個魂」が存在しています。ですから、「本当にこれでいいのか」「このままずっとこの幸せが続くのか怖い…」という漠然とした不安が心をよぎるのです。

また、当初は幸せを手に入れたと歓喜していても、時間が経つにつれ、「幸せなはずなのに満たされていない」と気持ちが揺れ動きます。お金があり、経済的、時間的に余裕があり、健康で、楽しく、何不自由なく暮らしているにもかかわらず、なぜか、満たされないのです。その結果、迷走し始めることになります。

迷走し始めても、悩みを生じたときに、魂の声に耳を傾けると、軌道修正をすることができます。しかし、肉体的思考がすべての主導権を握っているときには、魂のメッセージはなかなか届きません。そのようなときは、メッセージの内容すべてを打ち消し、自ら考案した「オリジナルの」次なる物質的幸せを求めはじめるのです。

物質的な幸せの感情が永遠に続くことはありません。いずれ枯渇し、新しい幸せが次から次へと欲しくなっていくのです。

気づきは必ず起こる

「肉体的思考」がすべての主導権を握り、「肉体的な幸せ」ばかりを求めていても、いずれ、個魂の役割、人生のシナリオに気付く時が来るものです。

「個魂」をはじめ、大魂や中魂などの魂たちは、「肉体的意識」がメッセージに気付くその時まで、諦めずに、いつでも観守りながら、優しく、タイミングを見計らって何度もメッセージを送り続けます。

魂たちのメッセージや導きを無視し、「人生のシナリオ」に逆らって生きるのは、とても大変なことなのです。

シナリオの変更はできません

「人生のシナリオに書き込まれていない人生」を継続するには、強い意志と努力、そして忍耐が必要です。また、役割を遂行することができないので、「魂の喜び」を感じることができず、「本当の幸せ」に気付くことがありません。

そして、「人生のシナリオ」とは別の異なる人生を送り続けると、ひずみを生み出してしまいます。地球上で、ひずみが、ひずみのままで安定することはありません。

ひずみが大きくなりすぎると、「バランスを取る」出来事が起こりはじめます。

軌道修正

「人生のシナリオ」から逸れた人生を送っていても、いずれ、軌道修正しなければならない時が必ず来るものです。そして、「人生のシナリオ」と「実際の人生」の距離が開いていれば開いているほど、軌道修正はつらいものになることが多くなります。

「人生のシナリオ」にはない、別の道を歩むこと自体は罪ではありません。過ちでもありません。ですから、報いを受けたり、裁かれたりすることはありませんが、「原因」による「結果」が表れている場合には、その清算だけはしなければなりません。

因と果

早めに気付き、人生の軌道修正することができれば幸いです。

人生において、軌道修正する時間が残されているならば、「個魂の役割を遂行する」ことが可能です。反対に、人生の最期を意識するようになってから気付くと大変です。地球での残された時間が少なく、軌道修正が間に合わない場合、使命を遂行できないまま、地球での人生を終わらさざるを得なくなるかもしれないのです。

また、死期を意識し「死」を感じはじめると、魂は強化していくものです。「魂が強化」されると、個魂の「役割遂行の責任」を感じはじめるため、後悔の感情がより強く残るものなのです。

「あれをするべきだった」「これをやりたかったのに」「時間が足りない…」と、未練ばかりが残ります。

後悔のない人生

地球での「限られた時間」を後悔なきものにするために、未練を残さないような生き方をすることがとても大切です。

「個魂」が地球に移動している期間は、魂の記憶は封印されているため、「人生のシナリオ」や「個魂の役割」を思い出す術はありません。ですから、「魂からのメッセージや導き」を素直に受け入れて生きることがとても大切なのです。

シンプルに素直に生きてください。おのずと人生のシナリオに導かれます。

私たち魂も、魂の世界からあなた方をいつもサポートしています。あなた方の「好きなこと」や「したいこと」は、あなた方が役割を遂行するための「肉体的特徴」や「精神的特徴」の現れで、「魂からのメッセージ」です。

物欲的な脳からのメッセージの場合もありますので、注意は必要です。自身の心をよく観察し、魂の声を受け取ってください。

身体と心の選択

地球で生きるあなた方個魂へ質問します。

「好きなこと」「したいこと」をせずに、我慢して、みなと同じような人生を歩み、終わりたいですか?

それとも、あなた方の生まれてきた理由、魂の役割に気が付き、あなたの人生を、あなたらしく、好きなことをしながら
充実した一生を送りたいですか?

「肉体的な感情」や、「物欲的な脳からのメッセージ」だけに支配されないように、「魂の感情」、「人生のシナリオを生きる」ことの本当の幸せにも気付いてください。

魂はあなたを裏切りません。魂はいつでもあなたを見守り、いつでもあなたを助けます。

次回は『<死後の概要>死を迎えた後に残る意識の行方』についてお話します。

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