ワイドショーやWEBのニュースなどで
話題になっている
不倫について書かせていただきます。
不倫
不倫とは、配偶者以外の人と不貞関係があること。
結婚していて妻(夫)がいるのに
別の人と肉体関係を持つことを言います。
この不倫については、
報道と、そのコメントを見聞きするたび、
多くの人が
『とても不快感を感じる』というのが、
とてもよく伝わってきます。
(私自身もそのうちの一人です。)
擁護の声
不倫をする人に対して、
擁護する声や、
不快感を表している方々に向けて
「批判的なメッセージ」を発信する
有名な著名人の方々もいるようですが、
批判的にみられてしまうのは仕方ないものだと思います。
人を好きになるということ
「人が人を好きになること」はとても自然なこと。
(実は、好きという感情は、ホルモンの関係もあるそうなのですが、それは今回置かせておきますね…)
そして、
一生「愛し続ける」というのは、
なかなか簡単なことではないことも事実です。
ただ・・・。
不倫をしている方々に申し上げたいのは、
「配偶者の気持ちになって考えてください」ということなのです。
好きになってしまった。
その気持ちは本能的で、
どうしようもないのかもしれない。
生きている中で、
たくさんの出会いがあり、
『惹かれあってしまった』なんてこともあるでしょう。
また、
日常を共にする相手だからこそ
見えてきてしまう配偶者の嫌な部分。
その嫌という気持ちを補うために、
他の誰かを好きになっているのかもしれない。
配偶者の短所、嫌な部分
人間、完璧な人はいません。
さらに、
それぞれが個性を持ち、
考え方も、
体形も、
顔も、
声も、
しぐさも、
すべて異なるため、
すべてが理想にかなうような相手はいません。
これは、
友人でも、
親子でも、
夫婦でも、
すべての人間関係に通じることです。
夫婦として生きていれば、
いつも良い時ばかりではありませんから、
我慢できない気持ちになることはあると思います。
そんな時に、
『運命的な出会い』をして惹かれ合ってしまった…。
そんな状態でも、
不倫に走らない人も大勢いるのです。
言い訳しないで
不倫をして、
それがバレてしまった。
ばれた相手が、
配偶者でも、
そのほかの人でも同じです。
どんな理由も言い訳にはなりません。
また、
不倫される側にとって何より辛いのは、
嘘をつかれていること
騙されていること
です。
もちろん、
裏切られていることも辛いのですが、
ちょっとした配偶者の変化に気が付き、
質問してもごまかされることも
大きな辛さを感じるのです。
そして、
不倫されている側なのにも関わらず、不倫している人から
「信用できないの?」
「嘘つくわけないでしょ」
「大切なのは夫(妻)だけよ」
などと、
反対に「疑っている」ということを責められるのです。
耐えるしかないのか・・・
配偶者の不倫に気づきつつも、
その事実を否定されていたり、
言い出せなかったりする場合、
今後のかかわり方を考えに考えます。
そっとしておくべきか…
追及したほうがいいのか…
知らないふりをしていようか…
「しばらくすれば、家庭に戻ってくる」
そう信じて待つこともあるのです。
しかし、
待っても待っても、
なかなか夫(妻)は不倫をやめません。
気づかないふりをしていればいるほど、
不倫をする夫(妻)の行動は大胆になっていくこともあるのです。
そんな中、
追い込まれてつい、
追及したくなります。
その答えが
「なんでそんなこと言うの?」
「信用できないの?」
「ひどいなぁ」など、
その疑いの気持ちを安心させるのではなく、
否定されるのです。
身勝手な愛
不倫は、
どんな理由があろうと身勝手な愛です。
どれだけ、
不倫相手を愛していようが、
もしも、
家族を大切に思っていながらの過ちだったと反省しようが、
配偶者が嫌いになったと思っていようが、
婚姻関係が続いている期間に、
別の相手を不貞行為を行うことは、
どんな言い訳も通用しません。
ただの「身勝手な愛」です。
不倫する人へ
不倫する前に、
夫(妻)ときちんと向き合ってください。
嘘をつかれて、
隠されて、
疑いを持つことを責められて、
どれだけ傷つき、
落ち込むか分っていますか?
本当に、
その相手を愛してしまったのなら、
不倫をする前に、
夫(妻)を裏切る前に、
まず、
夫婦で話し合って、
夫婦の未来を夫婦で決めてください。
本気で愛した相手なら、
不倫行為を行う前に、
夫婦関係を清算するまで待たせることもできるでしょう。
「不倫は芸の肥やし」などと
いう人がいるのも事実なので、
容認してくれる相手もいると思います。
しかし、
きちんと話し合って婚姻生活を清算してから、
無関係な状態になって、
「私の知らないところでしてください」と思う人も多数いるのです。
配偶者の不倫なんて、
想像するだけで地獄です。
夫(妻)は、
例え、相手に不満を持っていても、
家庭を守るために必死になっていることを忘れないでください。
不倫される人を惨めな気持ちにしないでください。
日本での「夫婦」とは、
夫婦で助け合い、
家庭を営みながら生きていくということではないのでしょうか。
どんな理由にせよ、
感情に身を任せて
家族を、
家庭を、
配偶者を裏切ってよいわけはありません。
「傷つく人がいる」、
「傷ついている人がいる」ということを忘れないでください。
愛した相手が結婚していることを知っている人へ
相手が結婚しているにもかかわらず、
男女の関係になろうという方々にもお願いです。
「別れようと思っている」とか
「夫婦はもううまくいってないんだ」
などという言葉を鵜呑みにしないでください。
仮に、
もしそれが事実だったとしても、
不倫をしてよいという理由にはなりません。
その行為によって
「傷つく人がいる」ということを忘れないでください。
本当に愛し合っているのなら、
すぐに男女の関係にならずに、
きちんと愛する人の家庭を清算してもらって(離婚して)から始めても遅くはないはずです。
焦って男女の関係になる必要などどこにもありません。
本当に家庭を持つ相手と愛し合う覚悟があるのなら、
まずは、
相手の配偶者が傷つかないように配慮してください。
「バレなければ」という心理があると思いますが、
必ずバレます。
本当に愛し合っているなら、
なおさら、
相手には、お嫁さん(旦那さん)がいるということに向き合ってください。
「愛し合わないで」とは言えません。
きっと、
言葉ではどうにもならないこともあるでしょう。
しかし、段階は踏んでください。
本当に愛しているならば、
本当に妻子(夫子)ある人を愛してしまったならば、
時間をかけてください。
夫婦は、いろいろな問題を共有しています。
子どもの問題もありますし、
財産の問題もあります。
仕事や親類関係の問題も共有しているのです。
簡単に終わりにすることなどできないのです。
ですから、
本当に愛してしまったのなら、
愛し合いたいのなら、
男女の関係になる前に夫婦としてけじめをつけてもらい、
きちんと清算するように相手に伝えてください。
本当の愛なら、
そのくらいの試練、
簡単に乗り越えられるはずです。
夫婦は、簡単に別れられるものではありません。
ですから、
簡単に不倫関係を持たないでください。
嘘つかれ、
隠され、
裏切られている
「不倫されている側の人間」は、
精神、肉体ともにとても疲弊しているのです。
不倫されている側の人へ
裏切られているのを知っていながら
懸命に笑ったり、
家庭を顧みない相手のことを、
家族には悪く言えない努力…お辛いと思います。
冷静に未来を見つめてください。
あなたの人生の未来を。
「経済のために我慢して婚姻生活を続ける」
のもあなたの人生。
「自分の笑顔を取り戻したいから離婚する」
というのもあなたの人生。
「子どものために我慢する」
のもあなたの人生。
「子どものためだからこそ離婚する」
のもあなたの人生。
人生の正解はあなた自身が持っています。
自分の未来を信じて、決断してください。
これ以上、傷つきませんように・・・
さとのかおり