【38魂の世界の物語】<死後の世界>記憶の整理と内省-真実の目覚め-

二度目の目覚めin中間の世界

前回は、死後の世界についてお話ししました。

今回も引き続き、死後の世界についてお話しします。

本来の姿を取り戻し、
魂として光り輝きます。

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目次

46.「名残」の解消

地球での死後、中間の世界にて、心残りと名残の解消を終え、個魂は二度目の眠りにつきました。

二度目の眠り

魂の記憶が蘇り、二度目の眠りについた個魂は再び目覚めます。目覚めたとき、もう、肉体の面影はありません。

個魂は、光の周波数となって発色し、光り輝いています。

目覚める場所

目覚めた場所は「中間の世界」です。

まだ、「心残り」や「名残」の解消をした世界と同じ世界にいます。しかし、明らかに今までと世界が違って見えるのです。

とても明るく、光り輝いています。「心残り」と「名残」をすべて解消したので、映し出される「世界」が変わることはもうありません。「中間の世界」の最終景色です。

個魂は、「魂」の本来の姿である「光の周波数」になっているので、目の前に映し出される世界も、明るく、光り輝いているのです。そして、「魂の世界」が、すぐそこに見えています。

個魂は、とても嬉しく、とても幸せで、とても懐かしい感情が湧き出してくるのです。

肉体の記憶

「肉体的意識」に残っていた、「心残り」と「名残」はすべて解消しました。これは、「肉体的」な記憶や感情がすべて解消されたことを意味します。「肉体的意識」が解消され、残っているのは、心残りや名残の伴わない、純粋な「記憶」だけとなりました。

肉体的意識と個魂の関係

純粋な記憶

純粋な「記憶」には、地球で経験したすべての出来事が含まれています。「肉体的意識」と異なるのは、そこに、後悔や心配、無念などの心残りや名残が伴わないということです。

地球での「出来事」を思い出したとき、悔しさや悲しさ、無念や後悔などの感情が湧いてくることはありません。地球で体験したり、経験したりした出来事のみの、「純粋な記憶」です。

肉体的な「記憶」は、解消されてクリーンになり、「純粋な記憶」だけが個魂に残るのです。

「純粋な記憶」は、中魂と共有する

地球での「心残り」や「名残」は、「中間の世界」ですべて解消しました。本来の「魂」の姿に戻った「個魂」は、「純粋な記憶」を魂の世界に持ち帰ります。そして、「中魂」と融合する際に「純粋な記憶」も中魂に吸収され、中魂内で共有するのです。

中魂との再会

魂の記憶

本来の魂の姿に戻った個魂は、地球で生きるために封印されていた「魂の記憶」をすべて思い出しています。

地球で生きるために魂の記憶を封印

「魂の記憶」を思い出すことによって、地球へ移動した「真の目的」や「意味」をはっきりと理解するのです。「魂の役割」を持ち、「人生のシナリオ」や「特殊なシナリオ」を携えて地球に生まれたということを思い出します。

個魂は内省する

「自分が地球へ何をしに行ったのか」をすべて思い出し、「個魂」は、魂の思考を使って考え始めます。

地球でどのように生きたのか。「役割」を遂行し、「地球の調和」を進めることはできたのか。「人生のシナリオ」や「特殊なシナリオ」を明確に理解することができるようになった今、「地球」での人生を「魂」の視点から思い出し、観ていくのです。

「役割」はどの程度遂行できたのか。もし、遂行できなかった場合は、なぜか。「魂の世界」から観ているだけでは知ることのできない、「地球で生きた」からこそ観えてくる「地球の特性」などを、「個魂から観た地球」という世界を「魂の視点」で分析するのです。

役割の遂行ができた場合

ほとんどの場合、地球で「役割」を遂行してから「死」を迎えることができます。「人生のシナリオ」に沿って生きるための
「魂の世界」からの導きやサポートがあるからです。

メッセージの意味

地球で、「人生のシナリオ」に逆らって生きることは、とても辛く、大変なことです。

「人生のシナリオ」の軌道から逸れた人生を歩むことで得られる「つらい人生」に対して、永遠に続いてほしいと願う人はほとんどいません。そのため、たいていの個魂が軌道から逸れることがあっても、魂の喜びを感じない、または、苦しみを感じるために「人生のシナリオ」の軌道にもどるのです。

シナリオの軌道を逸れたとき

役割の遂行ができなかった場合

地球での「役割」の遂行をできずに、「死」を迎えることがあります。しかし、「役割」の遂行を「滞らせた」ことに気づいても、個魂が責められることはなく、「罰」が与えられることもありません。

一人の個魂だけに視点を合わて観た場合、「地球の調和」は少し滞ってしまいましたが、現実には、今、このときにも、たくさんの「個魂」が「地球の調和」のために「役割」を遂行しながら地球で生きているのです。

また、「魂の世界」は完全に調和しているため、魂の世界に属するすべての魂たちも、例外なく調和しています。ですから、「個魂」一人だけの責任になることはないのです。

「役割」を遂行できなかったことに対して、むやみに罰を与えたり、罪の意識を植え込んだり、責め立てても、そこからは、
何も生じないことをすべての「魂」たちは知っているのです。

『なぜ滞ってしまったのか』を理解して、次に役立てるほうが調和の歩みは進みます。

大魂のシステムに吸収される「分析結果」

地球において「役割」を遂行することができなかった場合には、個魂は、『なぜ遂行することができなかったのか』を分析します。そして、その分析結果からくる地球の現状を「大魂のシステム」へ報告すると、その「分析結果」は「大魂のシステム」に吸収されるのです。

大魂のシステムに「分析結果」が吸収されると、大魂のシステムが強化されます。大魂のシステムが強化されると、次の「不調和」が現れた際、「役割」を遂行するための最善な「シナリオ」が創作できるようになるのです。

役割を遂行できなかったことは、決して無駄にはなりません。『役割を遂行することができなかった』その事実こそが「現在の地球の現状」なのです。

その現状を地球から「記憶」として持ち帰ることで、「大魂のシステム」をアップデートすることができたのです。そして、たくさんの「個魂」たちが、今もなお、地球で生き、調和を進めるために「役割」を遂行しているのです。

「役割」は地球で続いている

地球での「不調和」が現れている限り、「魂の役割」は地球上に存在し続けます。

人生のシナリオができるまで

その「役割」を遂行することで「個魂」たちが、少しずつ調和への歩みを進めているのです。ですから、地球で、一人の個魂が「役割」を遂行できずに「死」を迎えても、その「役割」にかかわりのある個魂たちは、継続して調和への歩みを進み続けています。

地球に生きている個魂たちを信じて、安心して託すことこそ、調和へと進む道です。

すべての「魂」が、「地球の調和」という一つの目的に向かっています。「役割」を遂行できなかったことに対して、責任を感じる必要も、責任を取る必要もないのです。

死後のすべての過程の終了

地球で「死」を迎え、「中間の世界」で目覚めました。

中間の世界での目覚め

そして、「肉体的意識」に残る「心残り」と「名残」を解消し終えました。

心残りの解消

「肉体的意識」の解消が終了し、残るのは、「純粋な記憶」だけとなりました。そして、「個魂」は、本来の姿に戻り、「魂の記憶」を思い出しました。

すべてを解消し、二度目の眠りへ

魂の視点で、地球での人生を振り返り、人生のシナリオとその結果を分析しました。

魂の目覚め

すべての過程が終了すると、いよいよ中間の世界から、魂の世界に帰ることができるようになります。

次回は『<魂の世界>魂の故郷へ-記憶の吸収と共有-』の話です。

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