【33魂の世界の物語】<死後の世界>地球から中間の世界へ-1度目の目覚め-

一度目の目覚め

前回は、死後の世界についてお話ししました。

今回も引き続き、死後の世界についてお話しします。

地球と大魂をつなぐ
中間の世界

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目次

41.中間の世界での目覚め

肉体の死後、「肉体的意識」と「個魂」は、地球で眠りにつくことができました。死後の世界の旅路の始まりです。

一度目の眠り

地球で、「肉体的意識」が眠りにつき、同時に「個魂」も眠ると、中間の世界と呼ばれる「死後の世界」への扉が開きます。そして、肉体的意識と個魂が眠りから目覚めたときには、属す世界はすでに変化しています。

目覚め

地球での死後、眠りについた「肉体的意識」と「個魂」は目覚めます。

目覚めると、そこは地球ではありません。魂の世界でもありません。その中間の世界です。地球とも、魂の世界ともつながっていますが、そのどちらにも属さない、夢の世界と似たような世界です。

「物質」や「人々」などが実在して見えているように感じますが、その現実には物体は伴いません。

物体に触れることはできませんが、意識的に触れているという感覚だけはあります。夢を見ているような感覚で、物事を見ているのです。

現実味があるようで、現実味がない。現実味がないようで、現実味がある。ただ、見えているだけ。触れている感覚があるだけ。

そんな不思議な感覚の世界で個魂は目覚めます。

目覚めて初めて見えるもの

中間の世界で目覚めた個魂が、初めて見るものは、生前暮らしていた馴染みのある風景であることが多いものです。

しかし、死後の世界に対する特定の「信念」や「思想」を生前に持っていた場合には、全く異なった世界が見えることもあります。

中間の世界で初めて見るものは、「肉体的意識」が記憶している世界です。

中間の世界はどんな世界?

中間の世界は、「地球」にも「魂の世界」にも属さず、地球と魂の世界をつなぐ世界です。そして、生前の「記憶」が現れるところです。

地球のようにすべてが物質化している世界ではなく、意識や気持ちが、物質のように現れる「半物質的な世界」です。ですから、生前の「記憶」次第で見えるものも、環境も、感覚も変化します。例えると夢を見ているような感じですが、地球で見ていた「睡眠中の夢」とは性質が異なります。

中間の世界では、夢のように見えますが夢ではなく、現実として体感するのです。中間の世界は、「夢」のように見え、「記憶」が現れる「半物質的な世界」です。

死後の世界、あの世、幽界、天国、地獄とは?

中間の世界は、夢のように見える半物質的な世界です。

地球では、地球の視点で観た「中間の世界」の概念があり、様々な解釈により、多くの思想が生み出されています。

私たち魂の世界では、人々との誤解を生じないように、あえて、地球であまり使われていない言葉を使い「中間の世界」と
表現していますが、地球では、中間の世界を「幽界」と呼んだり、「あの世」や「死後の世界」と呼ぶことが多いようです。

また、「天国」や「地獄」などと呼ぶこともあり、地球の概念や思想により、様々な解釈が行われて、表現されています。

「肉体的意識」と「個魂」の関係性

「肉体」を有していた時には、「脳」による思考がおこなわれていた「肉体的意識」ですが、肉体の死後、「脳」を失っても
肉体的意識が「無」になることはありません。

「肉体的意識」は半物質的なエネルギーとして残ります。残った肉体的意識は、その半物質的なエネルギーだけでは思考することができません。そこで、思考を個魂に委ねます。

しかし、「個魂」は、地球にいたころと同様に、半物質的な「中間の世界」でも、物質的な環境に縛られているので、魂の特性を発揮することができずにいます。ですから、思考は個魂のシステムでおこなわれますが、思考の主導権は「肉体的意識」が持ち続けます。

半物質的な中間の世界では、魂の記憶は戻らず、魂の特性を生かすことはできないのです。

取り残された肉体的意識と個魂

「肉体的意識」が主導権を持ちますが、肉体を持たないので、「欲」を生じることはありません。「肉体的意識」は、地球で生きていたころの記憶と想い(感情)のみを有し、中間の世界で過ごしているのです。

死を受け入れたくない「肉体的意識」

自身の「死」を自覚しつつも、その死を受け入れることができずに嘆き悲しみ続ける「肉体的意識」がいます。

「肉体的意識」は、地球に戻りたくて、地球に帰りたくて、仕方がありません。後悔や名残惜しい気持ちばかりがこみ上げてくるのです。

このような場合は、魂の世界から、中魂がサポートしながら癒し、導きます。

魂の世界からの癒し

混乱する「肉体的意識」

目覚めたときに自分のいる場所がわからず、「ここはどこ?」と混乱している「肉体的意識」がいます。

「死後の世界は無い」と思っていたり、宗教的な思想による「死後の世界」を信じていたりすると、「今、どこにいるのか」「なぜ、この状態なのか」など、わからないことばかりで混乱してしまうのです。

このような場合にも、魂の世界からサポートが入ります。地球にいたころと同じか、それ以上に、中魂が癒し、導きます。

信念が創り出す世界

生前と同じように暮らす「肉体的意識」

目覚めた場所が見慣れた光景の場合には、生前と同じような生活を続けることができます。

混乱することもありません。そして、「肉体的意識」にある記憶と向き合うことができます。

心残りの解消

心配、後悔、無念など地球に残してきた気持ち

「肉体的意識」は、中間の世界で目覚めたばかりのときには、地球での「記憶」が強く残っているものです。

心配、後悔、無念などの様々な記憶を中間の世界で暮らしながら、一つ一つ解消していきます。

「肉体的意識」の癒し

「肉体的意識」を癒し、記憶と感情を整理することで個魂が周波数のみの状態になり、魂の特性を現すことができるようになります。

個魂が周波数のみの状態に戻ると発光と発色が蘇り、魂の世界に帰ることができるようになるのです。

それまでのしばらくの期間、この中間の世界で過ごします。

次回は『<死後の世界>生前の記憶の癒し-心残りの解消-』についてのお話です。

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