昭和22年(1947年)、文部省から発行された「あたらしい憲法のはなし。3.国際平和主義」をまとめてみました。「あたらしい憲法のはなし」はパブリックドメインなので、アマゾンや青空文庫などで無料で読むことができます。ぜひ、原本を読んでみることをおすすめします。
憲法について学ぶきっかけになれば幸いです。
国際平和主義
「国際平和主義」とは、世界中の国が、いくさ(戦)をしないで仲良くやってゆくことをいいます。
国と国との関係も民主主義
「民主主義」は、国の中で、国民全体で物事を決めてゆくことですが、国民の意見は人によって随分と違っています。
しかし、大勢のほうの意見に素直に従ってゆき、また、その大勢のほうも少ない方の意見をよく聞いて自分の意見を決め、みんなが、仲良く、国の仕事をやってゆくのでなければ、民主主義のやり方は成り立ちません。
この「民主主義」のやり方は、国と国との間でも同じです。
戦争の原因
自分の国のことばかりを考え、自分の国のためばかりを考えて、他の国の立場を考えないのでは、世界中の国が、仲良くしてゆくことはできません。
この国際平和主義を忘れて、自分の国のことばかり考えていたので、とうとう戦争を始めてしまったのです。
民主主義と国際平和主義との深い関係
このように、「民主主義」は、「国際平和主義」と大変深い関係があります。
憲法前文に書かれている国際平和主義
あたらしい憲法で民主主義のやり方を決めたからには、他の国に対しても「国際平和主義でやってゆく」ということになるのは当たり前のことです。
そこで、あたらしい憲法では、前文の中に、「これからは国際平和主義でやってゆく」ということを、力強い言葉で書いてあります。
国際平和主義の考え方が、戦争の放棄へと繋がります。
この「国際平和主義」の考えが、後で述べる戦争の放棄、すなわち「これからは、一切、いくさ(戦)はしない」ということを決めることになってゆくのす。
国は旧字体の「國」、条は旧字体の「條」、戰は旧字体の「戰」から変更しています。

